〜RoyalBlueCoffeeについて〜
台湾には、コーヒーの農園があります。
そう言うと、ほとんどの方に驚かれます。でもこれは新しい話ではありません。日本統治時代、台湾では国策としてコーヒーが栽培され、日本国内では「国産コーヒー」として扱われていました。品質が評価され、1915年に大正天皇へ、1928年に昭和天皇へ献上された記録も残っています。
戦後、日本人の引き揚げとともに栽培は一度途絶えました。復活したのは2000年代です。
ボクは台湾で育ちました。
コーヒーを学び、SCA(スペシャルティコーヒー協会)の資格を取ったあと、自分が育った国でコーヒーが作られていることを知りました。それから、農園を訪ねるようになりました。
農園で見たもの
阿里山の鄒築園、彰化の八卦山、南投の魚池郷。
どの農園も、想像していたものと違いました。IT先進国だけあって、農業にもハイテクを率先して取り入れています。そして何より、作っている人たちが生真面目でした。1本の木、1粒の実に対する向き合い方が、はっきりと味に出ています。
檳榔の木の下でコーヒーを育てる畑、標高1,200mの斜面、精製のために掘った3mの穴。日本ではまず見られない景色です。
台湾のコーヒーは、日本ではあまり知られていません。それもそのはず、生産量がそこまで多くないのです。市場に出る前になくなってしまう豆も少なくありません。
焙煎について
農家の方々が大切に育てあげた豆を、ボク自身が丁寧に焙煎しています。
SCA(スペシャルティコーヒー協会)の資格を、焙煎・生豆・抽出の3分野で取得しています。使っているのは電気制御の焙煎機で、温度の上昇率や火力の切り替えを数値で管理し、豆ごとにプロファイルを記録しています。同じ豆なら、同じ味を再現できるようにするためです。
ご注文をいただいてから焼いて、その日のうちに袋に詰めます。作り置きはしません。
コーヒーは、焼いた瞬間から変わっていきます。炭酸ガスが抜け、香りの成分が少しずつ飛んでいく。一番良い状態は、そう長くは続きません。
在庫を持てば、すぐにお届けできます。それでも作り置きをしないのは、袋に入って待っている時間のぶんだけ、味が変わってしまうからです。
お待たせすることになりますが、焼きたてを飲んでいただきたいと思っています。
台湾のコーヒーに加えて、エチオピアから中南米まで、産地と精製方法で選んだ豆も揃えています。
いつもとは少し違う一杯に、出会っていただけたら。
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